鴻上尚史さんが率いる「虚構の劇団」の解散公演『日本人のへそ』が2022年10月21日(金)東京の座・高円寺1にて開幕。
アメリカ帰りの教授のもとに集められた吃音患者たち。教授の指導者のもと「アイオワ方式吃音療法」によって、患者の一人であるヘレン天津の半生を題材にした演劇に取り組むことになった。ヘレンは、岩手県の農村に生まれ、集団就職で上京。さまざまな職を転々とし、浅草でストリッパーになる。その後、ヤクザの女となり、最後には政治家の東京の妻になる。劇がフィナーレを迎えようとするとき、予想外の事件が発生してーーというあらすじです。
鴻上さんは、井上ひさしさんのデビュー作を解散公演の演目として選びました。喜劇であり、ミュージカルであり、推理劇であり。そして、日本語を活かした言葉遊び、どんでん返しに次ぐどんでん返し。鴻上さんは「若い井上さんの才気とエネルギーに満ちあふれた、まさに、おもちゃ箱をひっくり返して、遊び倒した素敵な作品。そのハチャメチャさ、ワイザツさ、ぶっ飛び方、遊び方は、ちょっと比類ないもの」とコメントしています。
初日を前に行われたゲネプロ(総通し舞台稽古)をレポートしています、ぜひ!
・ぴあ「〈虚構の劇団〉の解散公演『日本人のへそ』が開幕へ」(Yahoo!ニュースにも転載)
五月女菜穂