緻密なプロットと、生々しく存在する人物の交差で見せる群像劇を得意とするKAKUTA。主宰であり、脚本と演出を手がける桑原裕子さんが今回描くのは“都会を生きる、ワケありの人々”です。
「ある失踪事件が軸になります。自分が愛する人を消失した者たち、あるいは自分が相手にとって消失されてしまった者たちの物語。孤独だけれど、たくましく生きている “ノライヌ” たちが、出会いと別れを通じて、自分自身の価値と向き合っていく。そんなお話になりそうです」
本作は、直接的にコロナ禍の現状を描いているわけではありませんが、このコロナ禍で桑原が感じたことをベースにおいて描かれているそう。お話を伺いました。ぜひ!
・カンフェティ「約15年ぶりに劇団員のみで贈る本公演は、都会を生きる人々の群像劇 「自分の居場所や存在価値を見失いがちな、今だからこそ」」
五月女菜穂