KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『近松心中物語』が、9月に上演されます。
戦後を代表する劇作家・秋元松代の代表作である本作は、近松門左衛門の『冥土の飛脚』をベースに他作品の要素を加え、近松作品の魅力をふんだんに盛り込んだシンプルで力強い言葉と、故・蜷川幸雄氏の劇的な演出により、観客から圧倒的支持を得て千回を超えて上演され、演劇界の金字塔と称された作品。
元禄時代、境遇の違う2つの恋の情景を、華やかな演出で描いたことで人気を博した本作を、今回演出を務める長塚圭史さんは、格差を問われる現在に驚くほど重なる、普遍的な戯曲と捉え、俳優とともに新たな『近松心中物語』を創り上げます。
同劇場で行われた製作発表の様子をレポートしてます。ぜひ!
・SPICE「田中哲司「一目惚れは2日に1回ぐらい」~KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『近松心中物語』製作発表レポート」
五月女菜穂