世界一周の記念すべき「始まりの場所」は慎重に選んだ方がいい。
初めての海外旅行ならいざ知らず、旅慣れている人なら尚更慎重になるべきだ。
と、言うのも、私の「始まり」はあまりに「普通」で、言わば、アラサーOLの週末旅行と何ら変わりなかったからだ。
韓国・ソウル。
私はこの旅の前にも、何度かこの「一番近い外国」に来たことがあるが、財布の紐が緩くなる街の一つだった。グルメに、マッサージに、ショッピングに、イケメンに、と、アラサー女子にとって(いや、アラサーに限らないけど)ソウルは何でも揃っている格好の遊び場と言える。
クタクタに煮込んだ餃子ラーメン。ニンニクが効いていて非常に美味しかった。英語はさほど通じなかったが、メニューは4種類しかないので、指差しオーダーができる(笑)。ちなみにキムチの付け合わせが勝手についてくるのだが、無くなるとすぐキムチを足しに来るおばさんスタッフがいた。キムチのわんこそば状態。キムチをおかわりさせることに情熱を注いでいた。「モア?カムサムニダー」しか言っていなかった。
雰囲気もいいし、メニューも創作韓国料理という感じで、オシャレな女子会をやるのに最適なレストラン。独りだったけど。オーダーしたチヂミは外はカリカリ、中にとろ〜っとチーズが入っていて、美味。お目当てのフローズンマッコリ(アップルマンゴー味)はデキャンタで出てきて、半分凍っていた。独り身には悲劇。冬にオーダーするもんじゃなかった。美味しかったけど。
ちなみにアシアナ航空の機内食はこちら。
思ったよりも和風な機内食でキムチやコチュジャンは付いていなかった(笑)
…食ばかりの話も何なので。
これはソウルに限った話じゃないけれど、旅の途中、夜をどう過ごすか、という問題がある。特に女一人旅だと、あんまり夜遅くに出歩くのもなぁという基本的な危機意識はあるわけだが、全くのナイトライフなしの旅もつまらないじゃないという思いもある。そんな人にオススメなのが、観劇。今後ちょこちょこ書いていくけれど、案外、無難で例え一人でも楽しめる夜のアクティビティーだと思う。
私は初日から観劇した。演目は「NANTA」。
韓国では1997年初演と随分昔からやっている。ミュージカルというより、個人的な印象ではショーに近い。ノンバーバルで上演されるので、言葉の心配はないし、観客を巻き込む演出なので、子供も楽しめる。というか、子供が楽しめる。
「あぁ食べ物を粗末にして…」という思いと「なんでココでこんなことするん…?」という冷静な視点を取り除けば、何も考えずに、楽しめると思う。
明洞で観る場合は、専用の劇場がある。ユネスコビル3階。地味なビルなのでちょっと迷うかもしれないけれど、近くの人に「NANTA…」と呟くだけで大抵案内してもらえるのでご安心を。
初日から充実しまくっていたけれど、やはりただのOLと変わらないじゃないかと自己分析して、眠りにつく。
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個人的評価 「超急な坂を登ったところにある一人暮らしの友達の家をちょっと借りた感じ」
清潔さ ★★★★☆ 特に問題なし。
快適さ ★★★★☆ 特に問題はないけれど、壁は若干薄い。
ロケーション ★★★☆☆ 明洞の中心地にはあるが、行くまでに物凄く急な坂を登らなくてはならない。いや、ほんまに急な坂。体感45度。
施設・設備 ★★★☆☆ 共有キッチンがあったようが、使用せず。
wifi ★★★★★ ビンビン。
スタッフ ★★★☆☆ チェックイン時にしか顔を合わせなかった。
お得感 ★★★☆☆ ビジネスホテルと民泊の間という感じ。
五月女菜穂
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