【「原作が持つ耽美なイメージも大事にしつつ、思春期の少年少女の普遍的な『青春群像劇』だとも感じていて、脚本にもそっちの要素を強く抽出してもらいました」と、演出の山崎がパンフレットで語っている通り、確かに全体的におどろおどろしい場面が多く、目を背けたくなるようなバイオレンスな部分も目立つが、その奥にある一つひとつの「欲望」に目を向けると、不思議と「美」が感じられ、同時に自らの残酷性に気付かされるような舞台だった。】
『笑う吸血鬼』のゲネプロレポートを書きました。東京公演は22日まで。ぜひ。
・SPICE「劇団鹿殺し・丸尾丸一郎×悪い芝居・山崎彬が初タッグ!怪奇幻想歌劇『笑う吸血鬼』東京公演ゲネプロレポート」
五月女菜穂